スープコンテスト2017の10選スープを発表します!
レシピを応募してくださった皆さま、ありがとうございました。
48点の応募の中から、見事、書類審査を通過した10点のスープをご紹介します。
1月10日(火)~1月16日(月)まで、インターネット投票を行います。
⇒ 投票ページへ
10選スープの紹介
[1]里芋と小松菜のとろとろスープ
小松菜プロジェクト・池智子さん 作
〈メニューに使った横浜野菜〉
里芋セレベス・小松菜
〈その他の食材とおおよその作り方〉
玉ねぎ、塩、胡椒、オリーブ油
柔らかく煮てつぶした里芋に、みじん切りにした玉ねぎとオリーブ油で炒めた小松菜を入れる。湯を足して温め、塩・胡椒で味を整える。里芋を薄く切り半月にカットし素揚げした里芋、素揚げした小松菜チップをトッピングする。
〈作者のひと言PR〉
里芋のとろみで口当たりと消化が良い。
味付けは塩・胡椒少々で素材の美いしさを味わえるようにしました。
スープ上のトッピングで素材の味の違いと変化を楽しんで戴けるようにしました。
通年を通して手に入る小松菜の美味しさは季節ごとに味わいも違い、お料理の幅も広がってきます。地元産の採れたて野菜の美味しさは味わってみなければわかりません。
地域で小松菜を中心に地元さんの野菜の美味しさを沢山の方に知っていただきたい思いで活動しているボランティアグループです。親子向けや大人向けの小松菜料理講座や、お子様向けのゲーム、お料理講座を開催してきました。少しずつですがお野菜好きな方々が増えてきたような気がしています。メンバー全員今後も地域の為に、美味しい野菜料理のレシピ開発などをして、活動していきたいという思いでおります。
〈書類審査員のコメント〉
人柄が出ているスープですね。里芋をつぶしたり、油で揚げたり、丁寧だけど無理している感じがない。食べたらきっとおいしいですよ。白いスープなので、お皿を色のあるものに替えると、よりおいしそうに見えると思います。
[2]根活豆乳スープ
藤田 徳雄さん 作
〈メニューに使った横浜野菜〉
かぶ、大根、長ネギ
〈その他の食材とおおよその作り方〉
生姜、豆乳、鶏がらスープ、塩、白だし、ホワイトペッパー、むき海老、片栗粉、酒
かぶの上を蓋のように切り、下側のかぶをスプーンで身をくり抜く。包丁で叩いたむき海老を詰め、生姜を入れた鶏がらスープに加えて煮込む。長ねぎ、大根おろしを加え、さらに豆乳、白だしを加える。かぶと海老は箸やスプーンで切り崩してスープの具の一つとして召し上がってください。
〈作者のひと言PR〉
横浜市内の知り合いからいただいた、朝取りのかぶを切って生で食べたところ、とっても美味しくて感動しました。よし!これを使って今年の冬を風邪も引かずに乗り切る事ができるような、保温効果と栄養価のあるスープを作ろうと決めました。
根菜は、胃腸に優しく、体を温めます。また、海老で栄養価を高め、豆乳の大豆イソフラボンが美容と若さを保ちます。
今回このスープを開発するにあたり、かぶだけでなく、大根もみずみずしく、ネギも甘みがあり、あらためてヨコハマ野菜の美味しさを発見することができました。
〈書類審査員のコメント〉
ネーミングがいいですね。冬に食べたい、からだにいい根菜を使ったスープ。海老からおいしいエキスが出て、味を深めてくれそう。かぶの使い方など、ほんのひと手間でおもてなし料理になりますが、凝りすぎていないところがいい。バランス感覚のある一品です。
[3]子供も大人もポッカポカ鶏団子と横浜野菜のスープ
テーブルレイアウト 茂木 まさこさん 作
〈メニューに使った横浜野菜〉
ターツァイ、しいたけ、ねぎ、銀杏
〈その他の食材とおおよその作り方〉
鶏もも挽肉、卵、ニラ、生姜、春雨(乾燥)、塩、胡椒、酒、片栗粉、ごま油、中華顆粒スープ、胡椒、水、麻辣ダレ(醤油、ラー油、四川山椒粉)
水、顆粒スープ、酒、ねぎの青い部分と生姜の皮を入れて煮立たせる。鶏もも挽肉に生姜のみじん切りと卵・調味料を入れて一方方向に良く混ぜ、スープに丸めたものを入れる。椎茸、ねぎ、ターツァイの軸、春雨を入れて、醤油、塩、胡椒で味を調える。仕上げにターツァイの葉とニラを入れてひと煮立ちさせ、ごま油を入れて火を止める。器に入れて銀杏を飾り、合わせた麻辣ダレを添える。
〈作者のひと言PR〉
体を温め、免疫力を強化して滋養の付くスープは風邪予防に最適!療養中にも◎。鶏団子の中には生姜のみじん切りがたくさん入り、スープにもねぎと生姜のエキスがいっぱい含まれるので体が芯から温まります。
粘膜強化によい青菜もたくさん食べられる子供やお年寄りにも優しいスープです。銀杏は強精強壮・咳を鎮める作用があります。
大人にはピリ辛の麻辣ダレを添えて、さらにホットに!
食材の性質として、ねぎ・生姜・ニラは体を温める作用の野菜。鶏肉も体を温める肉類。唐辛子・山椒も体を温める作用の調味料です。ぎんなんは強精強壮や咳を鎮める作用があります。
〈書類審査員のコメント〉
地元で手に入る野菜を中華味で楽しむスープ。生姜をうまく使った、寒い冬にぴったりのスープですね。具だくさんなので、これにご飯と漬物があれば大満足だわ!
[4]横浜野菜たっぷりのスープ・ド・ガリュブ風
入田基之さん 作
〈メニューに使った横浜野菜〉
ほうれん草、人参、かぶ、ジャガイモ、大根(紅くるり)
〈その他の食材とおおよその作り方〉
キャベツ、白いんげん水煮、ニンニク、野菜スープ、生ベーコン、セロリシード、オリーブ油、塩
生ベーコンとニンニクみじん切りをオリーブ油で炒め、1cm角のかぶ、ジャガイモ、キャベツを一緒に炒める。ミキサーにかけた白いんげんを入れ、野菜スープを加えて煮こみ、セロリシードを振り軽く混ぜる。スープ皿に入れ、ほうれん草、人参のペーストを盛り付け、軽く煮た紅くるりを半月切りにして盛り付ける。
〈作者のひと言PR〉
いんげんのペーストとベーコンの出汁で、南フランスのスープ・ド・ガリュブ風のベースとほうれん草、人参のペーストを混ぜながら食べることで、3通りの微妙に異なる味を楽しめるスープにしてみました。
地元の新鮮な野菜で多彩な風味と彩り豊かな食を家庭でも楽しめます。
特に野菜は地元の直売のものを多く使うよう、心がけています。
〈書類審査員のコメント〉
いい食材をたっぷり使っていて、おいしそう。男性が手間を惜しまず作る!、いいじゃないですか。セロリシードは、他にはどんな料理に入れて使い切るのかな、などと興味深いですねぇ。紅くるりは生で食べてもおいしいですよ。
[5]白菜たっぷりたべるスープ
ヨッシーさん 作
〈メニューに使った横浜野菜〉
白菜、玉ねぎ
〈その他の食材とおおよその作り方〉
押し麦、アサリ、バター、ニンニク、牛乳、生クリーム、水、コンソメキューブ、粉チーズ、パプリカ、パセリ、塩、コショー
中華鍋にバターを入れ、ニンニクを炒め、玉ねぎの薄切り、千切りにした白菜を加え、塩をふたつまみほど加え、強火で水分がなくなるまで15分ほど炒める。スープ用の鍋に移し替え、牛乳、生クリーム、水、粉チーズを加え、茹でた押し麦とアサリのむき身と茹で汁を加えて、パプリカ、コショウを加える。味をみて塩加減を調味する。トッピング用のアサリをのせきざみパセリをふりかける。
〈作者のひと言PR〉
白菜は毎年冬場葉物野菜が高騰した際、我が家にとっての救世主です。
鍋料理以外に沢山の白菜が食べられたら…という思いと、いつも冬場のお弁当にはスープジャーで温かスープを持って行くので、いつもとチョット違ったスープレシピを考えてみました。
できれば自分で掘ったダイコンや小松菜などで料理してみたいです。
〈書類審査員のコメント〉
アサリからいいだしが出て、牛乳や生クリームが加わる、おいしいチャウダーです。押し麦の食感が楽しめるのもいい。白菜をたくさん使える、主婦のお助けメニューですね。
[6]根っこのちから
Chestnuts チェスナッツさん 作
〈メニューに使った横浜野菜〉
海老芋、ごぼう、ねぎ、人参、大根
〈その他の食材とおおよその作り方〉
片栗粉、昆布、水、ごま油、塩麹、白いり胡麻、パックの鰹節、生姜
昆布だしで輪切りの海老芋、軽く叩いて水にさらしたごぼう、人参を10分間茹でる。柔らかくなったら、一度取り出し、出汁に炒めたねぎ、塩麹を入れスープにする。土鍋に、細く千切りにして片栗粉をまぶした大根、スープの8割を入れ、海老芋を中心に、周りにごぼうと人参を放射状に置き、中央に刻んだ大根の葉を飾る。残りのスープをかけてひと煮立ちさせ、火を止め蓋をする。食べる直前に、鰹節、白いり胡麻をのせ、ごま油を回しかける。お好みで生姜のすりおろしを入れて食べる。
〈作者のひと言PR〉
自分の好きな根菜類を集めて、食べるスープを作りました。中でも私は海老芋とごぼうが大好きです。大根は麺のようにするすると口に入り、ごぼうはよくかんで食べる、異なった食感と、根っこの土臭さを楽しんでもらいたいです。
植物の根っこは、栄養を吸い上げて全体に送ったり、貯め込んだり、エネルギーの源なので、元気を作ってくれる気がします。便秘がちな女性達にもきっとお役に立てると思います。
〈書類審査員のコメント〉
レシピを作るのが好きな人ですね。食材をたくさん使って、丁寧に作っています。包丁づかいが上手くないと作れない!? 気合が要るスープかもしれませんね。おかずとしていただけそうなスープなので、あとはご飯とお漬物で満腹、満ち足りた気分になれそうです。
[7]もちもちと爽やかスープ
アンコさん 作
〈メニューに使った横浜野菜〉
かぶ、さと芋、れんこん
〈その他の食材とおおよその作り方〉
むき海老、小麦粉、塩、だし汁、白みそ
柔らかく蒸し粗くつぶした里芋、すりおろしたれんこん、臭みを取って粗く切ったむき海老、塩、小麦粉を混ぜ、4等分にしてまとめ、10分間蒸す。だし汁に、ミキサーにかけたかぶの葉と茎を入れて火にかけ、沸騰したら弱火にする。白みそ・塩で味付けする。
〈作者のひと言PR〉
かぶの美味しさを表現したいと思いました。
特に捨ててしまいがちな茎部分のさわやかな味が素晴らしいことを分かっていただきたいという強い思いからこのスープになりました。
老若男女に召し上がっていただけます。
〈書類審査員のコメント〉
むき海老で出汁を取っています。ぜいたくだけど、材料も手順もシンプルでいいですね。すり身やはんぺんで代用してもおいしいでしょう。かぶの葉や茎も、こうして余すことなく使えることを知ってもらいたいですね。
[8]ストック食材で一人でも簡単美肌スープ
まつりさん 作
〈メニューに使った横浜野菜〉
白菜、大根
〈その他の食材とおおよその作り方〉
玉ねぎ、えのき茸、手亡いんげん豆(茹で)、はと麦丸粒(茹で) 、鳥ササミ(茹で汁も)
野菜を切り、塩もみして冷蔵庫にストックしておく。えのき茸は軸をとってバラバラに冷凍しておく。手亡いんげん豆・はと麦はそれぞれ固めに茹でてバラバラに冷凍しておく。鳥ササミは塩・酒・あれば香味野菜の切れ端とともに茹で、汁ごと冷蔵庫にストックしておく。それぞれの分量を小鍋に入れ、味見をして足りなければ塩を足す。仕上げに胡椒を引き、好みのオイルを回しかける。
〈作者のひと言PR〉
出勤時は、いつもスープジャーでスープを持参します。
夕食の準備のついでにちょこちょこストックしておけば、朝の忙しい時間でも簡単に準備ができ、温かいお昼を楽しめます。
豆や雑穀を都度使うのは面倒ですが、まとめて茹でてストックし、手軽に取りたい健康食材。
特別な調味料を加えなくても、白菜はグルタミン酸が豊富なので、ササミの茹で汁と合わせると、塩を加えるだけでとても美味しいスープになります。
〈書類審査員のコメント〉
体にいい、太らないスープですね。油は最後にお好みでかけるだけなのでヘルシーです。鶏のささみを手羽先にしてもおいしいのでは?
[9]トマトの具沢山グラタンスープ
佐野佳代さん 作
〈メニューに使った横浜野菜〉
トマト、玉ねぎ、マッシュルーム、人参、ニンニク
〈その他の食材とおおよその作り方〉
セロリ、菜種油
ニンニクを炒め、玉ねぎを入れしんなりと透き通るまで炒めたら残りの野菜をさっと炒め、水1リットル、出し昆布、洗ってから軽く絞った切り干し大根ひとつまみを出し袋に入れたものを加え、中火で煮立たせ、沸騰してきたら弱火にして煮込み、塩で調味する。グラタン皿にスープを注ぎ、両面軽くトーストしたバゲットを乗せ、チーズを散らし230度のオーブンで5~6分焼く。パセリ、黒胡椒少々を上に散らす。
〈作者のひと言PR〉
冬が旬のセロリを家族に美味しく抵抗なく食べて貰いたいと思い、考案しました。
出汁は昆布と切り干し大根を二重使いにし、味に深みを出しました。
出汁の具材も一緒に煮込むことで時間の短縮も考えました。
〈書類審査員のコメント〉
セロリの旬は産地によって違いますが、いつでも比較的手に入れやすい食材。スープにも活かしたいですね。切り干し大根を使ったスープは、スープコンテストでは初めてじゃないかな? 野菜不足で野菜が高騰している時にもいいですね。
[10]横浜のロマネスコと白野菜のサプライズスープ
夏さん 作
〈メニューに使った横浜野菜〉
ロマネスコ、カリフラワー、かぶ、ジャガイモ
〈その他の食材とおおよその作り方〉
鰹節、昆布、味噌
いちょう切りにしたかぶ、ジャガイモ、ざく切りにしたカリフラワーの順に鍋に敷き、出汁をひたひたに入れて柔らかく煮て、柔らかく塩で茹でこぼしたロマネスコを合わせブレンダーで滑らかにする。出汁と、出汁でのばしこした味噌を加え、トロミと味を調え、火を入れふつふつしてきたら止める。
〈作者のひと言PR〉
ポタージュを作るのに牛乳がない! そこで思いついたのがこのスープです。
見た目と舌触りはポタージュですが味はお味噌汁でこのギャップがサプライズ!
〈書類審査員のコメント〉
野菜の量が多いことが選んだ決め手となりました。カリフラワーは、栽培期間が長く、大きな葉の中に一つしかできない、ぜいたくな野菜です。濃い出汁でいただいたらおいしそうですね。赤ちゃんからお年寄りまで、万人に喜ばれるスープでしょう。